LPガスについて
ご存知ですか?LPガスの特性
LPガスはクリーンなガス
LPガスは化石エネルギー(石油・石炭・天然ガス・LPガス)の中でも天然ガスとともに二酸化炭素の排出量が少ないエネルギーです。また、環境に悪影響を与える硫黄酸化物(SOx)、窒素酸化物(NOx)、浮遊性粒子状物質(SPM)をほとんど発生しません。
LPガスは、熱効率に優れた環境にやさしいエネルギーです。
LPガスは空気より重い
LPガスは空気よりも重く、もれた場合、低いところや物かげにたまるおそれがあります。
LPガスにはニオイをつけてある
LPガスは、無色・無臭のガスですが、もれたときにわかるようにタマネギの腐ったようなニオイをつけてあります。
快適・安心 LPガス機器のいろいろ
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CO2も減らせて、ガス代もお得なエコジョーズ
エコジョーズは、従来の給湯器でムダにしていた排気中の熱を回収し再利用します。
従来の給湯器に比べガスの消費量を抑え、CO2の排出も削減する地球にやさしい省エネ給湯器です。
家庭用燃料電池「エネファーム」
» 一般家庭でも自家発電と給湯が可能
LPガスから水素を取り出して空気中の酸素と化学反応させることにより、発電を行います。発電の際発生する熱は、暖房や給湯にも利用でき、70%から90%の高いエネルギー効率を実現しています。
» 有効なガス冷暖房で省エネと電力ピーク対策に貢献
GHP(ガスヒートポンプ)は、ガスを使った空調システムです。夏期や冬期の電力ピーク対策や省エネに貢献できます。
災害時の停電時も稼動する、自立型も普及しています。
地球にやさしいLPガス車
LPガス車は、CO2削減や大気汚染防止対策として世界の各都市で導入が進められています。
国内ではタクシーなどを中心に約24万台が普及しています。
安全機器でいつも安心
1.マイコンメーターが24時間監視します。
震度5以上の地震のときはガスを止めます。
使っていない元栓を開いてしまったり、ゴム管が外れたりして大量のガスが流れたとき自動的にガスを止めます。
お風呂の消し忘れなど、必要以上にガス器具を長時間使用したときガスを止めます。
配管の腐食など人が気づかないような微少なガスもれのときには液晶やランプで表示します。
ご家庭に設置しているガスメーターは、すべてマイコンメーターです。ガスが止まったときは、お客様ご自身で復帰して再度使用することができます。
- 復帰ボタンを押すとメーター自体が配管の異常の有無を確認します。
- 異常がなければ、ガスを使うことができます。
- ガスもれなど異常があれば再度ガスが遮断されますので、LPガス販売店に連絡してください。
2.ガスもれ警報器 |
3.ヒューズコック(元栓) |
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ガスもれをすばやく感知し、ブザーや音声でしらせします。 殺虫剤などで鳴ることがありますが、すぐ鳴り止みますので電源プラグは抜かないでください。 |
ゴム管が外れたりしてガスが大量に流れたとき自動的にガスを止め、ガスもれを防ぎます。 |
正しく使って快適ライフ
LPガスは、青い炎で使いましょう
不完全燃焼は、一酸化炭素中毒(CO中毒)の原因となります。(赤っぽい炎は、不完全燃焼の炎です。)
煮こぼれなどでコンロのバーナーがつまると炎がふぞろいになります。
目づまりは不完全燃焼の原因となります。ときどき器具ブラシなどで掃除をしてください。
換気をしっかりしましょう
ガスが燃えるには、新鮮な空気(酸素)が必要です。空気が不足すると不完全燃焼を起こし、一酸化炭素(CO)が発生します。
COは、無色無臭で有毒です。場合によっては死亡事故に至るおそれがあります。LPガスには、COは含まれていませんが、給排気の不良、燃焼器具の間違った使い方で発生します。屋内で燃焼器具を使うときには、じゅうぶん換気を行いましょう。
不完全燃焼防止機能がついていないガス器具は交換をお願いします。
ガス器具をご使用中に安全装置が作動し、再度点火しないとき再点火を繰り返すとCO中毒事故につながるおそれがあります。このようなときは使用を中止し、LPガス販売店か保安機関にご連絡ください。
LPガス器具は、専用器具を使いましょう
必ずLPガス専用器具をご使用ください。ガス器具本体に表示してある使用上の注意や付属の取扱い説明書をよく読み、正しくご使用ください。ガス器具の保証書は大切に保管してください。
こんなときはLPガス販売店までご連絡ください。
LPガス設備の工事、ガス器具の取り付け、取り外し、家の増改築を行うとき。
新築、転居などで新たにLPガスを使うときややめるとき。
長期間留守にするとき。
ストーブやファンヒーターなど季節の器具の取り付け、取り外しが難しいとき。
ふろがまや大型給湯器の設置、または修理、配管工事、煙突工事には、法に基づく資格が必要です。販売店に無断で工事をしたり器具の取り付け、移動などを行って万一事故が発生したときにはトラブルの原因となりますのでご注意ください。
もしもガスがもれたら
ガスのニオイに気づいたときやガス警報器が鳴ったときは、次のことを守って落ち着いて行動してください。
- 室内の火は全部消してください。
- コンセントやスイッチに触れないでください。火花が出てガスに着火するおそれ。あります。換気扇は絶対に回さないでください。回っている場合は、そのままにしてください。
- 窓や戸を大きく開けてください。風通しをよくしてガスを屋外へ追い出してください。ガスは、低いところにたまりますのでご注意ください。
- すべてのガス栓、器具栓を閉めてください。容器バルブも閉めてください。
小型容器をお使いの方へ
8kg以下の容器をご使用の場合は、次のことを守ってください。
- 容器が転倒しない平らな場所で使用してください。
- 直射日光や火気のない、風通しのよい専用の場所に保管してください。
- 使用後は、必ず容器バルブを閉めてください。
- 不要になった容器は、必ず販売店に返却してください。LPガスが残っている容器を捨てると法令により罰せられます。
中古ガス器具を購入される方へ
リサイクルショップ等で中古ガス器具を購入される際には、事故防止のため、以下について十分ご確認されますようお願いします。
- お使いのガス種に合っていますか。
ガス器具には、LPガス用と都市ガス用があります。必ずガス種を確認し、お使いのガスに合った器具をお使いください。 - ガス器具は、ガス販売店か専門の工事業者に設置してもらい、必ず供給を受けている販売店の点検を受けてからお使いください。
ガス器具の設置には、法令によってガス管の接続方法が定められています。誤った接続や使用により事故が発生した場合には、お客さまに責任が問われる場合があります。
LPガス料金制度について
LPガス料金は自由価格です
LPガス販売店ごとに「LPガス料金」が異なります。料金体系で一般的なのは二部料金制で、「基本料金」と「従量料金」の合計で計算されています。
また、LPガス販売店がお客様にお貸ししている設備や、LPガス販売店が費用負担している設備等がある場合は、「LPガス設備利用料」等が加算されることがあります。
- 二部料金制のガス料金の計算方法
ガス料金 = 基本料金 + 従量料金 ( 1立方mあたりのガス単価* × 使用量 )
*ガス単価は、使用量の範囲別に設定されることもあります。
別途、上記ガス料金に「LPガス設備利用料」等が加算されることがあります。 - 基本料金(固定的な費用)
ガスの使用量の多少に関係なく請求される料金のことです。容器、マイコンメーターなどの供給設備や保安などに関する費用が含まれます。 - 従量料金(使用量に応じて加算)
ガスの使用量に応じて請求される料金のことです。ガス原料費や容器配送費などが含まれます。
原料費調整制度を導入しているLPガス販売店もあります。
- 原料費調整制度とは
原料の貿易統計価格の数ヶ月平均値に基づく方法などにより、料金を毎月調整する制度のことです。
LPガス料金に関する情報について
LPガス料金に関する情報については、石油情報センターのホームページで、お住まいの地域名を入力することで、基本料金や使用料の平均値が確認できます。